野口哲哉は樹脂やプラスチックといった現代的な素材を駆使して、リアルな彫刻や絵画を作る現代美術家です。 その大きな特徴は、作品の人物全てが「鎧兜」を着ている事。 しかし、手のひらほどに縮尺された彫刻や、古画と現在文明が交錯するような不思議な世界観は、私たちが連想するステレオタイプの武士像とは大きく異なります。
重厚な主題を扱う時も常にユーモアを忘れない野口の姿勢は新しいタイプの現代美術として広く脚光を浴びています。
この度はそんな野口哲哉の作品を多数集めた北陸初の本格的な個展です。
富山の地で触れる、新体験の現代美術を是非お楽しみください。