日本を代表する木版画家の棟方志功。彼は河井寬次郎をはじめ、民芸作家たちとの交流の中で、仏教や古典文学等の知識を深めていきます。太平洋戦争が激化すると戦火を避け、1945年4月に富山県西礪波郡福光町(現南砺市)に疎開しました。6年8か月の間、富山で過ごし、富山を題材とする作品を多く残しています。21世紀になって、ますます国際的な評価が高まり続ける棟方志功。本展では、富山と縁の深い作品や代表作を展示し、棟方志功の画業を紹介します。作品からあふれる慈愛の精神と生命力みなぎる描写をご堪能ください。
【主な展示作品】
・華狩頌 昭和29年(1954)
・御立山々神妃之図
・越中紙場清景図 昭和24年(1949)
・赫々大聖不動明王尊之図 昭和31年(1956)
・御躍鯉之図 個人蔵
・柳緑花紅頌