富山県高岡市在住の研師・要堺市郎(ようかい・いちろう)氏が、現代刀職展研磨の部において受賞されました。つきましてはそれを祝し、当氏をお招きして日本刀の研磨実演を行います。
(1) 2018/11/25(日) 下地研ぎⅠ
下地研ぎの初期段階。金剛砥(錆)を除去し、姿(形状)を整える。
(2) 2018/12/09(日) 下地研ぎⅡ
下地研ぎの最終段階。内曇(うちぐもり)砥を使用し、前工程の砥石目を除去する。
※「研舟(とぎぶね)」について
展示中の木製台は、刀剣研磨を行う職人、研師(とぎし)が使用する研磨台です。桶に水を張り、木製の腰掛に座って前傾姿勢で研磨を行います。下地研ぎから仕上げまで、多数の砥石を使用して研ぎ澄まされた美しい日本刀を作り出します。