16世紀、中国の明王朝では欧州を中心とした上流階級向けに、染付磁器の輸出を盛んに行っています。本作品はそのような輸出用磁器で、中央に円形の枠を設け、その周囲を分割し窓絵とする文様構成が芙蓉の花に見えることから、日本では芙蓉手と呼び、珍重されてきました。
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時代:16世紀末頃 中国(明)
16世紀、中国の明王朝では欧州を中心とした上流階級向けに、染付磁器の輸出を盛んに行っています。本作品はそのような輸出用磁器で、中央に円形の枠を設け、その周囲を分割し窓絵とする文様構成が芙蓉の花に見えることから、日本では芙蓉手と呼び、珍重されてきました。