美術館について
ごあいさつ
グローバル化や高齢化が進展する今世紀にあって、私たちを取巻く地球環境は、近年著しく負の方向へと進んでいます。これまで進めてきた経済や物質的な豊かさに増して、いまこそ、人々の「心の豊かさ」を培うことが重要であると思います。
日々の暮らしの中で、優れた美術作品に触れるとき、私たちは様々な発見と感動を覚えます。中でも身近な日本の芸術文化は、大自然と強く共存し、生きとし生けるものの尊い息吹や、時代を生き抜く力強い生命力に満ち溢れています。現代においてこそ、文化財を再検証する意義は深く、正に明日に向けて「心の豊かさ」を見つける重要なカギの一つと言えましょう。
美術作品を、いかに私たちの生活で有効に活用し、将来に引き継いでいくのか。この大きな命題に向け、私たちは「公益財団法人秋水美術館」を設立し、その第一歩を踏み出しました。当財団は、地域はもとより、広く社会に貢献していくことが、いま、とても大切であると考えます。
美術館のコレクションは、わが国の中世から現代までの、日本の絵画と工芸作品を軸としています。美術館活動はこれらの作品を中心に、古く先人たちが長い歴史と伝統の中で育んだ、精神性の高い、我が国独自の芸術を紹介していきます。
「公益財団法人秋水美術館」は、来館者の皆様の自己実現を大きなビジョンに掲げながら、今後、皆様の架け橋となって、日本美術の魅力、芸術の素晴らしさをわかりやすく紹介し、社会に貢献してまいります。
コレクションについて
秋水美術館のコレクションは、日本の中世から現代までの工芸作品を軸としています。美術館活動ではこれらの作品を中心に、先人たちが長い歴史と伝統の中で育んだ、精神性の高い、我が国独自の芸術を紹介していきます。
コンセプトムービー
立山連峰をはじめとする富山の雄大な自然を背景に、日本の美を伝える秋水美術館。自然の風景に重ねて当館を代表するコレクションを描き出し、作品に息づく自然のいのちや人の技など、当館の魅力を詩情豊かにご紹介しています。
